いがくぶっく

医学生ブロガー。医学生の日常とダイエット法の体験記事を主に書いていきます。ライター・プロブロガーという肩書きにぼんやりと憧れを抱いております(笑)

優秀でないと自覚したから医学部を志望した部分があります

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優秀な高校生が医学部ばかりに行ってしまってよいのだろうか

こちらの記事、興味深く読ませていただきました。

日本の社会の理系に対する待遇を良くすることと、医師の偏在を調節する仕組みづくりをして医師が増えすぎないようにすることが大切だと感じました。

(感想おわり)

私のような学生が国単位での技術力の未来を懸念するにはまだまだ知識がないので、優秀でない高校生だった私の一個人としての自分語りを今日は書きます。

医学部志望の理由

私はペーパーテストにしかアイデンティティを見出せなかった17歳当時、青二才の足りない頭でいつも自分の存在意義について考えていました。

ある日、高校の授業で取り上げられた「とある医師の生き方」が、抱えている悩みに対するベストな答えとして偶然ヒットし(たような気がし)ました。

自分自身に本質的な存在価値がなくても、たとえ天涯孤独であっても、人の命を救ったり病気を治す経験があれば、それを自分に誇って死ねるのではないかと。

最終的には、生前に善行を積むことで極楽浄土に上がろうとするような発想で進路を決めたのでした。

高校の科目に興味が持てなかった

ペーパーテストがアイデンティティーだと述べましたが、偏差値の中程度の高校で小山の大将を気取っていただけのことです。

当時から勉強はしていましたが、勉強を「点取りゲーム」としての楽しんでいたに過ぎず、「これらが将来の何に繋がってくるか」なんてことは一切考えませんでした。

好きなことを仕事にすることが理想とされ、それに基づいて学部を選択するように指導されましたが、理系のどの科目にも興味が持てなかった私は路頭に迷いかけます。

結局のところ経済的な安定を求めたというよりは、他に選択肢がなかったので最も職業と学問のイメージが繋がり易い医学部に飛びついたのでした。

その当時、存在意義だの小難しいことを自問自答していたつもりでしたが、振り返ってみれば簡単なほうへと流れてみただけだった部分も少なからずありました。

何に秀でることもできず、高校卒業までに自分の興味分野を何も見つけられなかった私が冒頭の記事で言う「優秀な高校生」でありえましょうか。

幸い私は「優秀」ではなかったので、決意を固め、目標を定め、浪人を経て医学部に入学することとなります。

誰にでも入れる(?)医学部

誰でも、とは言いませんがモチベーションの管理の仕方次第で道は開けると思います。

和田秀樹氏が「誰でも2年計画で私立医学部は狙える」と主張し、数学ならば「黄色チャートから始める医学部合格までのフローチャート」が示されると、たしかに自分でも医学部に入れそうだぞとついつい思ってしまいます。

国公立となると一発勝負ゆえに難易度が上がりますが、私立ならば同じ年に複数の大学を受験できるので通ると思います。(あとは学費・・・)

目標を決めたら興味のない数学、物理、化学の勉強を目標への確かなステップだと言い聞かせて登るのみです。瞬発的な決意と、それに続く作業興奮で淡々と問題集を解くのです。

私は医師という仕事や市民が受ける医療行為自体には強い興味がありますが、今でも自然科学にほとんど惹かれていません。

医学部に入ってから学ぶ生化学、細胞生理学などの基礎医学は相当苦痛です。

モチベーションが低下し、無力な自分というものを思い知らされて、自責の念に駆られることもしばしば。

完全に立ち止まってしまって寝込むことも、浪人で一度、大学生になってからも一度経験があります。

でも、医学部の学生ってみんなそんなものだと思っています。

みんな何となく、それでも人の役に立ちたくて医学部の門を叩いたんだと思います。

なんとなくの医学部のすすめ

私のような夢無き凡人は医学部を目指してもいいのかもしれません。

あとは上の記事で言う"つまらない医師"にならないためにどうするか。

それを私たち医学生は考え続けなければならないのでしょう。

みんなが山中教授になれるわけではないだろうけど、志が高ければ在学中、あるいは医師になってからでも研究に進む道が選べるでしょう。

根本を言っても仕方がありませんが、17、8で一生涯の職業を決めろという方が無茶な話で、自らに医師の適正を確信しなくたって医学部を目指してもいいと思うんです。

「まるで人に関心がない」、「人間が苦手」、あるいは「ただ偏差値が高いだけ」、「実家が金持ち」という人が歓迎されないのは仕方ないとして・・・。

そして本当に可哀想なのは工学系に興味があるのに両親に医学部進学を強いられる、こちらの記事のような学生ですね。

もうよくわからない。。。

優秀ではないけれど自分の意思で医学部に入ることができたことには本当に感謝したいです。