いがくぶっく

医学生ブロガー。医学生の日常とダイエット法の体験記事を主に書いていきます。ライター・プロブロガーという肩書きにぼんやりと憧れを抱いております(笑)

【保険適用外】顕微鏡歯科治療の費用が高くて困惑【先進医療】

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顕微鏡歯科治療とは

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マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)による、肉眼の20倍にまで拡大した視野で行われる精密な虫歯治療です。

先日、何年かぶりに歯医者に行ってきた私。

レントゲンを撮ったところ、虫歯が歯髄(神経)まで進行しており、歯髄を取り除いて中を除菌してから蓋をするという治療が必要だとのこと。

ここまでは私の知っている虫歯の治療です。

そのあと歯医者さんが口にしたのが私の聞きなれない言葉である「顕微鏡治療」、「保険適用外」・・・。

そのメリットとデメリットについて聞いてきました。

顕微鏡歯科医療のメリット

今回驚かされたのは、前提として従来の虫歯治療では患部の細かいところまでを肉眼で確認することが不可能なので、歯科医各々の経験に基づいた勘によって手探りで治療が行われていたという事実です。

f:id:tanndorii:20160712233333p:plain (画像元:歯の構造)

歯科医の技量が研ぎ澄まされていたとしても、顕微鏡を使用した20倍での視野の上で行われる作業の精密さには遠く及ばないでしょう。

実際にサンプルの画像を先生に見せてもらいましたが、肉眼とは視野の細かさは大きな差が感じられました。

歯の根の隙間や神経の一本一本をよく観察することで

  1. 正確な診断
  2. 緻密な治療
  3. 最低限の侵襲(患者への負担)

が実現するということです。

患部を目で確認しながら治療ができるために確実性があり、再発の予防に有効だとのこと。

治療しても治療しても頻繁に虫歯になる人には適しているでしょう。

また「手探り」の治療では削る必要のない健康な歯を削ってしまうことがありますが、顕微鏡を通して拡大された中での治療ではこれが最小限に抑えられ、患者自身の歯を温存することができるので患者の満足度が上がるそうです。

顕微鏡歯科医療のデメリット

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デメリットとしては治療に時間がかかることと、が保険適用外であるために治療費が高額になってしまうことです。

顕微鏡歯科の普及率は全体で5パーセントに満たないそうで、認定医になって治療できる歯科医はごく少数なのです。

時間がかかる

数が少なければ患者は集中しますし、治療時間自体が1回1時間から1時間半のものなので、全体として相当時間がかかります。

1回1時間という点も驚きですが、クリニックでカウンセリングを受けた私の場合、次の予約が取れるのが早くて丸一か月先になると聞かされてさらに驚きました。

眠れないほどの歯痛に悩まされて歯科医を訪れたはずなのに、1か月のスパンを開けながら通院するというのはかなりつらいところがありますよね。

治療費が保険適用外であり高額になる

まだメジャーとはいえない顕微鏡歯科医療は、保険診療では賄えない自費の治療になります。

こちらの歯科医院のホームページでは治療費が公開されております。

治療時間:1時間の治療を3~4回

費用:73,500円~94,500円

こうやってホームページで公開されている料金設定はかなり良心的な場合の額であると予想されます。

質問サイトでは5万~30万という数字も見受けられましたので、先生との相談が必要なのは間違いないでしょう。

従来の治療法で診療を受けていれば数千円で済むところを、上の額で支払うとなるといくらか抵抗感が生まれても仕方がありません。

まとめ

顕微鏡歯科治療が治療法としてメリットが多く、理想的であることが分かりました。

それでもすんなりと治療を受けられない金銭的デメリットが立ちはだかるところが庶民の悲しいところ。

歯科医師さんが設備と技術を研修するために多額の投資と時間をかけていることは理解できますが、理屈で飯は食えないのです。

個人的な話になりますが、私は将来大学病院で先進医療を提供する医師になりたいという考えがあります。

医療の発展には、新しい治療を受ける患者さんの存在が欠かせません。

今回初めて「先進医療」を受ける側の立場になってみて、そのことを深く考えさせられました。

歯は一生ものの財産だとよく言われます。もう少し考えてみようと思います。