いがくぶっく

医学生ブロガー。医学生の日常とダイエット法の体験記事を主に書いていきます。ライター・プロブロガーという肩書きにぼんやりと憧れを抱いております(笑)

ひとりぼっち惑星から自己反省文を世界へ向けて

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サーバーエラーで話題のゲームアプリ「ひとりぼっち惑星」

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ひとりぼっち惑星というゲームアプリがその人気のあまりサーバーパンク、エラーを起こしたとネットで話題になっている。

このゲームの世界観に触れて、私は昔ニコニコ動画でフリーゲーム「ゆめにっき」に出会った時と似た感動を覚えた。

そのセンチメンタルなBGMと独特なグラフィックが生み出す凄味に思わず製作者の脳内を心配してしまったのだ。もちろん(?)いい意味で。

このゲームでプレイヤーは他の名前も声も知らないユーザーが作成した文章(こえ)を受信して読むことができるようになる。ビンに詰めた手紙を海に放ち海の向こうの誰かへ届ける、メッセージボトル方式である。チャット式の掲示板のようにテーマがあるわけではないので本当の意味でノージャンルの文章を受け取ることになるのだ。

書き手もその目的もごちゃまぜな文章群のなかで、これがまた思わぬ名文に出会うこともある。その一期一会はおもにTwitterによって広くシェアされて、今この瞬間にも感動の輪を広げている。

かくいう私もTwitterにてそのこえのひとつを受信してひとりぼっち惑星という世界のことを知った。以下がそのツイートである

ドット調のひらがな表記が静謐な世界観を一層盛り上げる。

この名文は幸運にもTwitterによって広く拡散された。知ってほしい、理解してほしいという願いから綴られたものであるからきっと本望だろうと思う。

渾身の文章を手放していいの?

しかし私は考える。

一個人がこれほどの拡散(現時点で4000RT)を起こすためには相当な運とタイミングの巡り合わせが必要だろう。ゼロRTでタイムラインを流れていき、ひとりぼっち惑星の住民は最後までひとりぼっちだったかもしれない。

あるいはこの手のストーリーに無関心な人に拾われて、流し読みで済まされた可能性だってあったわけである。

さらには拡散4000RTとはいえども、書き手本人にまでその成果が伝わったかどうか、知る由もない。恐らくだがエゴサーチ機能はついていないとみえる。

そのことを思うと私は、手放しで自身の渾身の書き物をメッセージボトルのごとく手放してしまう勇気に呆れるほど感心してしまう。

私は下手の横好きで文章を書いている。書いたものは自分のなかに秘めておくことも多いが、私の場合、知人に直接見せたりブログで公開したりすることによって跳ね返ってくる読み手の反応を楽しみにする部分が大きい。それを人は承認欲求と呼ぶ。

あるいはライターという人種が住む、ライティングの世界では文章はお金という価値に変わって返ってくる。

しかしひとりぼっち惑星の住人にはそういった浅い欲求はないようだ。渾身の力作であっても潔く放流してみせる。

伝えたいという純なる気持ちだけがメッセージを飛ばす燃料となり、伝わるかどうかさえも博打に委ねる・・・

翻ってみる浅ましい私はこのたび自己反省し、ひとりぼっち惑星から少なくとも1日1本はメッセージを飛ばすことに決めたのだった。

そのためにも こわれた きかい の ぶひん を あつめ に いかなければ いけない

(追記:2016/06/30)

「ひとほろぼし」「ひとたがやし」

なお、このゲームは「ひとほろぼし」、「ひとたがやし」という2作品との連作になっているそうなのですが、こちらの世界観はさらにおぞましいことになっています。

「ひとほろぼし」を何となくプレイしたあとに「ひとたがやし」をプレイすると、自分のやってきたことの意味を知って愕然とします。

ひとほろぼし
ひとほろぼし
開発元:Shogo Senouchi
無料
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ひとたがやし
ひとたがやし
開発元:Shogo Senouchi
無料
posted with アプリーチ